下肢静脈瘤術後の難治性潰瘍が半年で完治
【治験症例 4】
下肢静脈瘤の難治性潰瘍
44歳・女性・主婦/身長156cm・体重50kg
◆症状の経過
これまでに3回の出産経験があり、そのたびに下肢静脈瘤が目立つようになった。
その後は静脈瘤部の腫れや痛みが強くなり、病院では血栓症後症候群の診断を受けた。
手術後、患部の傷(潰瘍)の治りが悪いことで悩んでいたところ、知人に紹介され当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・腓腹筋部㉙・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)各10分間照射。患部(下肢の潰瘍)は1号集光器を使用して30~60分間照射。
◆治療の経過
光線治療によって、足の浮腫が減るとともに、痛みも楽になってきた。光線治療2~3ヵ月ごろには、潰瘍部の肉が盛り上がってきた。治療薬半年で潰瘍は完治した。その後も光線治療を継続し、赤みを帯びいていたケロイドは白くなり、ほとんど目立たなくなった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著