右足親指の外側にできたタコが1ヵ月で完治
【治験症例 11】
タコ、高コレステロール血症
71歳・男性・塗装業/身長157cm・63kg
◆症状の経過
以前から足の冷えが強く、足の水虫や蜂窩織炎(細菌感染によって起こる皮膚と皮下組織の感染症)を患うことが多かった。2ヵ月ほど前に、きつめの靴をはいて仕事をしたら、右足第1趾外側ににタコができた。皮が剝け、痛みのために、不自然な格好で仕事をしたせいで、1週間前から足底全体に痛みと腫れが現れた。整形外科で足底筋膜炎と診断され、安静を命じられたが、仕事が休めず無理をしたため、腰痛や背中痛も現れた。光線治療器は20年前に求め、風邪や疲れたときに使用していた。効果的な光線治療を行うために、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部⑦・腰部・肩甲骨間部⑫各10分間、両足首部①・両膝部②各5分間、タコ患部は15分間照射。⑦⑥①②以上集光器使用せず、⑫は1号集光器使用、タコ患部は2号集光器使用。
◆治療の経過
足底部痛は、当初での1回の治療で消退した。腰痛や背中痛は1週間の自宅治療で改善した。1ヵ月間の治療で足の冷えも改善し、右足第1趾外側のタコも完治した。1年後の現在、健康診断で高コレステロール血症を指摘されたため、治療用カーボン3001-4008番で両足裏部⑦・肝臓部㉗・背正中部㉘各10分間、両膝部②・腰部⑥・後頭部③各5分間の照射に変更して、さらぶ光線治療を継続中であるが、体調はよい。⑦②⑥以上集光器使用せず、㉘③以上1号集光器使用、㉗は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著