左股関節痛が1ヵ月で消退

【治験症例 2】

 股関節痛・骨粗鬆症・腰痛

 79歳・女性・主婦/身長151cm・体重45kg

◆症状の経過

 79歳時に階段から落ちてから、左の背中痛と歩行時の左股関節痛が見られるようになった。

 整形外科の検査では、骨折はなかったが骨粗鬆症を指摘され、点滴・鎮痛剤による治療を受けていた。杖を使って歩行しているが、股関節の痛みが改善せず、いつまでも元気がないことを心配した息子夫婦の紹介で、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療1

 治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・腰部⑥・左下腹部㉓・左臀部⑭を各10分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・背正中部㉘・後頭部③を各5分間照射した。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、㉓㉘⑭③は1号集光器使用。

◆治療の経過 1

 自宅で毎日光線治療を行い、光線治療2週間で背中痛がとれ、1ヵ月で左股関節痛がは完治し、歩行時に杖を使う必要がなくなった。痛みがなくなり、元気が出て顔色もよくなった。その後は健康管理と足の冷え改善のために光線治療を受けていた。

 光線治療2年後(81歳時)、足の力をつけようとよく歩いていたため、腰痛が出てきた。腰痛の光線治療を行うため当所(光線研究所付属診療所)を再診した。

◆光線治療 2

治療用カーボンを3002-4008番に変更し、両足裏部⑦・両膝部②・後大腿部⑤・左下腹部㉓・左臀部⑭・腰部⑥を各10分間、右下腹部㉔・後頭部③を各5分間照射。⑦②㉚⑥は集光器を使用せず、⑭㉓㉔③は1号集光器使用。

◆治療の経過 2

自宅で毎日光線照射を続けた。光線治療2ヵ月で腰痛は軽減し、朝の起床時や椅子から立ち上がるときなど、からだを動かし始める際の痛みが大楽になってきた。 

 治療4ヵ月で腰痛はほぼ感じなくなった。治療4年後(83歳時)、再び腰痛が出始めたため、当所(光線研究所付属診療所)を受診。3005-6000番の治療用カーボンに変更し、照射部位と照射時間はこれまでどおりの治療を続けた。 治療5年後(84歳)の現在、腰痛はあるが、股関節痛・膝痛はなく、元気に生活している。

 当所(光線研究所付属診療所)で測定した骨量は同年代と比較して94%、骨量が最大となる年齢と比較して64%と平均年齢の値を維持している。

◆コメント

 一般的に80歳を超えると、骨粗鬆症(+筋力低下)のために背中が曲がり、足腰が弱くなってくる。骨粗鬆症の予防には、若い頃から食事・運動・日に当たる(光線療法)など日常生活における対策が重要となる。

 しかし、仮に骨粗鬆症で痛みがあっても、痛いなりに何とか日常生活ができれば、生活の質を維持・向上することも可能である。この目的を達成するために、光線療法は自宅治療が可能で、しかも副作用がないことから、大変有効な治療法である。 

 本治験例は、股関節の痛みをきっかけに光線治療を始め、股関節の痛みが改善されてからは、骨粗鬆症による腰痛の治療に励んでいる。

 血圧値は痛みが強かった初診時は高く、その後は光線治療により安定している。現在は息子夫婦と娘夫婦の家を行き来しながら、のんびり充実した生活を送っている。

●血圧(mmHg)

182/77(79歳初診時)→129/71(81歳時)→ 138/78(83歳時)→ 122/61(84歳時)

●足裏温(℃)

右:27.2(79歳初診時)→31.9(81歳時)→ 29.3(83歳時)→ 32.1(84歳時)

左:26.6(79歳初診時)→30.1(81歳時)→ 28.7(83歳時)→ 30.8(84歳時)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

中央林間うえだ鍼灸院

 

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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