右手人差し指の腱鞘炎が改善

【治験症例 3】

 腱鞘炎

 75歳・女性・主婦/身長152cm・体重40kg

◆症状の経過

 生来、胃腸が弱く体力がなかった。両親が心配して光線治療器を求め、昭和23年ごろより胃腸症状、冷え症、肩こり、腰痛、頭痛などに愛用していた。

 75歳時、庭の手入時、急に右手第2指を伸ばすことが困難になった。近くの病院を受診し、腱鞘炎と診断され、病院の電気治療と湿布で1ヵ月様子を見た。

 しかし、症状に変化がないことから、光線治療を試してみようと思い立ち、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 300-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・腰部各10分間、患部の右手第2指を甲側と手のひら側各10分間照射。患部のみ1日2回照射。両足裏部・両膝部・腰部は集光器使用せず、患部は2号集光器使用。

◆治療の経過

 当診療所(光線研究所付属診療所)で指示したとおり、自宅で光線治療を毎日続けた。12回の治療で、右手第2指を伸ばすことができるようになった。しかし、完全に伸ばすと多少痛みがあり、また患部の腫れも少し残っているので、引き続き治療を続けた。

 治療40回前後で腱鞘炎は日常生活での支障はなくなった。その後は腰痛のため光線治療を行っている。

◆コメント

 手指や手首の腱鞘炎は女性によく見られる症状で、妊娠・出産時や更年期によく発症する。腱鞘炎が悪化すると、指を曲げる際にバネ現象(バネ指)が見られることがある。

 発症頻度は第1指に多く、その他の指では第3指、第4指、第5指の順に発症する。日ごろよく使う手のことなので、早く治すことが大切である。

 本治験例では、患部を1日2回治療し、12回の治療で急激によくなり、ほぼ1ヵ月で完治した。光線治療はその強力な抗炎症作用によって、腱鞘炎による痛み、腫れを早く治癒させる。

 急性の痛みには、すぐに光線治療を開始することが重要である。患部への光線照射は、集光器を使用して1日2~3回照射すると効果的である。

●血圧(mmHg):130/90(初診時)→ 116/75(1ヵ月後)

●握力(kg)

右:21(初診時)→ 28(1ヵ月後)

左:18(初診時)→ 22(1ヵ月後)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

中央林間うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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