痛風(高尿酸血症) 2
【治験例 1】
■痛風・高血圧症
63歳/男性
◆症状の経過
10年来高血圧で降圧剤を服用していた(170/98mmHg)。2年ほど前から足趾に感じていたが、最近特に右足母趾の痛みが徐々に強くなり、歩行時に激痛となった。病院を受診したところ痛風と診断された。尿酸値は通常の2倍の13mg/dlと高く服薬を始めた。同時に、以前より所有の光線治療器で光線治療を開始した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部各10分間、両足首部、腰部(以上集光器使用せず)、後頭部(1号集光器使用)、左右咽喉部各5分間、右足母趾部15分間(以上2号集光使用)照射。
◆治療経過
治療2週間後、激痛が約半分に軽減した。治療1ヵ月後、痛風の激痛は全くなく、治療6ヵ月後再発していない。歩行時にも足趾の痛みや違和感は全く感じられなくなった。また以前より心臓が弱かったが、治療により血圧が154/90mmHgと安定し、階段の昇降が動悸や息切れもなくできるようになり、二次的効果も現れている。
【治験例 2】
■71歳/男性(身長 168㎝ 体重 68kg)
◆症状の経過
3年ほど前から左足くるぶしから足の甲にかけて痛みが起こり、病院を受診し痛風と診断された。投薬により1週間で痛みがなくなったが、すぐに再発し薬を増量した。尿酸値は通常の3倍で、血圧も高く降圧剤を服用しても高い状態が続いた。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、腹部、腰部(以上集光器使用せず)各5分間、左くるぶし部(1号集光器使用)右足母趾部15分間(以上2号集光使用)10分間照射。
◆治療経過
治療1ヵ月後、徐々に痛風の痛みが改善し歩行が少し楽になり、歩行距離も以前の2倍ほどになった。治療3ヵ月後、歩行には支障がなく長距離でも休まず歩けた。治療5ヵ月後、多少の荷物を持っても痛みがなく歩行に不自由がなくなった。病院検査では、尿酸は正常値で痛風は完治してると診断された。血圧も安定している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著