糖尿病 5

【治験例 1】

■糖尿病による壊疽

◆59歳/女性(身長 158㎝ 体重 60kg)

◆症状の経過:54歳のとき糖尿病を指摘され、投薬を受けていた。血糖のコントロールが不良で、その後、糖尿病性壊疽、(左足第2趾)、糖尿病性網膜症などがみられるようになった。左足第2趾の壊疽は趾全体が赤黒く腫れて趾の根元がパックリ割れた状態であった。

◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10分間、両足首部、両膝部、腹部、腰部、後頭部、左右こめかみ部各5分間、左第2足趾部(2号集光器使用)20分間照射。 両足裏部、両足首部、両膝部、 腹部、腰部は集光器使用せず、後頭部は1号集光器使用、左右こめかみ部は2号集光器使用。

◆治療経過:治療3ヵ月目で壊疽の傷はふさがったが、趾の色は悪く腫れも残っていた。治療半年で指の腫れがとれ皮膚色もよく、壊疽の傷は完治した。血糖値コントロールも110~140mg/dlと比較的よくなったが、糖尿病と腎障害もあるため光線治療を継続している。

【治験例 2】

■糖尿病・網膜症

◆76歳/女性(身長 160㎝ 体重 50kg)

◆症状の経過:60歳頃糖尿病と診断され、以後服薬していたが、血糖値は250mg/dl前後から下がらなかった。66歳ころ眼科で糖尿病性網膜症による眼底出血寸前と診断され、十分注意するようにと指摘されていた。

絵画や旅行が趣味なので、眼の悪化は非常にショックを受けた。偶然、光線療法を知り当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、背正中部各10分間、両足首部、両膝部、腹部、腰部各5~10分間、後頭部、左右こめかみ部各5分間、照射。

◆治療経過:服薬でもなかなか下がらなかった血糖値が、光線治療を開始してから徐々に下がり、1年後150mg/dl位になった。その後、10年間光線治療を続け、その間血糖値は多少変動が見られたが、最近では、血糖値130mg/dl前後で安定している。心配した眼の症状は眼底出血もなく、眼科の検査で問題ないと診断されている。趣味の絵画や旅行を楽しんでいる。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

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馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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