交通事故傷害(ムチウチ症)

交通事故による障害でもっとも多い部位が頭部と頚部です。直接的外傷を受けなくても、人体の構造上、外力による衝撃は頚部にダメージを与えます。またその時、頚の力で支えることができなかった頭部が打撲されることになります。

●ムチウチ症

自動車の運転中や停車中に突然追突されたときなどに起こります。その際、頚がムチを打ったときのような動きをするため、このように呼ばれます。時間が経ってから患部や手、指などに痛みやしびれたりが出たりすることがあります。靭帯などの軟部組織が障害されていることが多く、この場合レントゲンには映りません。

【治験例】

■打撲、ムチウチ症

◆23歳/女性/邦楽家(身長147㎝、体重38kg)

◆症状の経過:タクシー乗車中に側面より車が衝突し、右半身の打撲傷および、ムチウチ症と診断された。右頚部から右肩背部にかけての圧痛、腰痛に加え右肩、右肘、右手関節の痛みが強く夜も眠れなった。右手指のしびれも強く、琴や三味線の演奏もできない状態であった。整形外科で1ヵ月間、牽引療法と内服の治療をしたが、症状の改善はみられなかった。演奏会が近いこともあり不安とあせりからか、体重が3kgも減った。

◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンでを使用し、両足裏部、両膝部、腹部、腰部、頚椎下部、右後肘部、左右咽喉部、左右こめかみ部、右手指、右手首各10分間。痛みの強い部位は20~30分間照射。

◆治療経過:1週間に2~3回の通院治療を行った。初日より熟睡できるようになった。治療4回目(2週間後)で頚から背中にかけての痛みや重苦しさがとれたが、まだ右手のしびれと首から右肩にかけての痛みが強く、十分な練習ができなかった。10回目(1ヵ月後)で、練習中にも右手のしびれを感じなくなった。演奏会も満足のいく演奏を無事に行うことができた。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著

中央林間うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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