疲労、冷え、粘膜、免疫 4
【治験例 5】
■胃下垂症
◆45歳/女性
◆症状の経過:若い頃から胃下垂があって胃腸は弱く、胃潰瘍も数回発症したことがあった。腹部がいつも張っていて便秘症であるが、時々下痢をすることもあった。
◆光線治療:3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部10分間、両膝部各10分間、左右下腹部、腰部、背正中部、後頭部各5分間照射。
◆治療経過:4年間の光線治療で体重は5~6kg増え、胃腸の調子は治療前よりも順調になった。まだ油物を食べ過ぎると、軟便になることもあるので、治療は続けている。光
【治験例 6】
■膀胱炎
◆55歳/女性
◆症状の経過:若い頃から冷え症でよく膀胱炎を起こしていた。また、出産後から便秘症になり、イボ痔も出るようになり、当診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部各10分間、両膝部、左右下腹部、腰部各5分間、左右咽喉部各5分間照射。
◆治療経過:半年間の光線治療で足、下腹部は温まり、長年の冷え症が解消した。膀胱炎による気分の悪い症状はとれて泌尿器科にかかることもなくなった。イボ痔は3002-5000番の治療用カーボンを使用し、毎日肛門部を10分間称しているうちに小さくなった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著