膝痛・肩こり

 女性・66歳・主婦/147cm・45kg

◆症状の経過

 当所(光線研究所付属診療所)受診半年前から右膝の内側の痛みが出現。特に立ち上がりの一歩目の痛みが強く、階段下りは不安定だった。接骨院に半年ぐらい通院したが効果がなく、整形外科を受診し、膝関節に壊死があり手術を勧められた。同じ頃、友人に光線治療を紹介され治療器を借りて光線治療を開始。効果的な治療の指導を受けるため当付属診療所を受診した。

◆治療の経過

 自宅では足裏部と膝部を中心に3週間ほど光線照射をしていた。多少の膝痛緩和がみられたが、歩行が不安定で杖を使い始めた。当所(光線研究所付属診療所)を受診して、肩の凝りや猫背で姿勢が悪いことが膝痛や不安定な歩行い影響していると指摘され、肩こりに対する光線照射部位を追加して治療を続けた。1カ月程で肩こりが楽になり、同時に歩き出し時の膝痛が楽になった。2カ月後には立ち上がりの膝痛は消退し、歩行にもほとんど支障がなくなった。肩や背中のこりも軽減し姿勢も良くなった。3カ月後、整形外科での膝の検査で壊死の指摘はなくなった。

◆光線治療

 治療用カーボン3001-4008番を使用し、照射部位は両足裏部⑦・両膝部②各10分間、両膝部・腰部⑥・背中部(以上集光器使用せず)・頸椎下部㉜(1号集光器使用)各5分間、右膝内側部(1号集光器使用)10分間照射。

『光線研究 第630号』令和4年2月1日 一般社団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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