貨幣状湿疹

 男性・無職・69歳/162cm・59kg

◆症状の経過

加齢と共に皮膚が乾燥してきて、下肢に痒みが出やすくなった。1年前頃から背中にも痒みが広がり発疹も出てきた。皮膚科で貨幣状湿疹と診断され、薬を処方されたがあまり効果がなく、痒みが強く困っていた。視力の衰えが気になり、長年光線治療をしている妻に勧められて当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診したが、光線治療は皮膚病にもよいと知り同時に治療を始めた。

◆光線治療

治療用カーボンは3001-5000番を使用。両足裏部⑦10分間、両膝部②(以上集光器使用せず)。後頭部③・眼部⑯(以上1号集光器使用)各5分間照射。背中全体は治療用カーボン3001-3002番を使用し集光器使用せず10分間照射。

◆治療の経過

自宅で光線治療を行う。治療前に背中に保湿剤を塗り光線治療を継続した。塗り薬でもなかなか改善しなかった痒みが、光線治療を始めてすぐに消失。湿疹の赤みも1ヵ月ほどで薄くなってきた。治療3カ月程で赤身は多少残るものの痒みは気にならなくなった。その後は眼の治療を中心に光線治療を継続し飛蚊症も薄くなってきている。

『光線研究 第628号』令和3年10月1日 一般財団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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