過労からの不眠症が3カ月で改善した

 東京都/62歳・女性・エステサロン経営

 私は若いころから、神経質で完璧主義者でした。細かいところがとても気になり、自分の行動や考えにくよくよしやすい性格で、毎日イライラの連続だったので、心安まる日はありませんでした。

 それでも40歳代半ばまでは、たとえ十分な睡眠がとれなくても寝込むことなく、不眠でつらいと思ったことはありませんでした。

 子育てが一段落した50歳のとき、アロマテラピー中心のエステサロンを開きました。これまでと違って毎日とても忙しくなり、時間がいくらあっても足りない状態が続きました。十分な睡眠がとれず、慢性疲労状態の日が続きました。開業1年目のころは微熱が続くようになり、よく食べているのに、体重がどんどん減っていきました。大学病院で受けた検査でも異常は見つからず、「しばらく経過観察しましょう」と言われただけでした。

 風邪はすぐ下がりましたが、点滴跡を中心に内出血が広範囲に出ました。血液検査で貧血血小板減少が見つかり、抗核抗体(細胞の核内に含まれる抗原抗生物質に対する抗体群の総称)もう高値で、全身性エリテマトーデスと診断されました。

 ステロイド治療が必要と言われましたが、ステロイド剤は絶対に使いたくなかったので、活性酸素除去剤の服用と玄米菜食を徹底して行いました。1年後の検査で血液検査は基準値範囲内になり、体調もよくなりましたが、不眠症だけは改善せず満足な睡眠をとれませんでした。

 57歳のとき、エステサロンの仲間から不眠症によいと光線治療を紹介され、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)で光線治療を受けるように強く勧めてくれました。

 貴所で診察と検査を受けましたが、加速度脈波による血管年齢が70歳代であること、下肢の冷えが強いこと、血圧が高めであることを指摘され、「血液循環を改善させて体温を挙げ、細胞の新陳代謝を活発にして、リラックスできる体内環境をつくることが重要です」と説明されました。

 貴所の光線治療は、温かくて気持ちよく、その日の晩は、本当に久しぶりに熟睡し、朝まで目覚めませんでした。この劇的な効果に、光線治療を続けると絶対に元気になれるという確信を持ちました。その後の1カ月間は、可能限り通院治療を受けました。

 治療1カ月後には、血管年齢は実年齢とほぼ同じ評価になり、血圧m基準値の範囲内収まるようになりました。不眠症のほうは、週に1~2回眠れないこともありますが、夜には必ず眠気を催すようになりました。これまで首から肩にかけて、パンパンに張って苦しかったのが、頭重感がとれて首から背中が軽く感じるようになりました。 

 治療3カ月後には、夜眠れないこともなくなり、電車の中で居眠りできるようになりました。

 光線治療に出会ってから、もう5年になりますが、自分のエステサロンにも治療器を置いて、ときどき自分で治療をしてくれた友人には、いまでも頭が上がりません。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②を各10分間照射。腹部⑤・腰部⑥・肩甲骨間部⑫・後頭部③・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、⑫③は1号集光器使用、④は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

うつ病・不安神経症・自律神経失調症・不眠症心療内科の病気治療報告