手術予定の卵巣・卵管の腫れが引いた

 埼玉県/37歳・女性・主婦

 去年、急な腹痛と発熱があり、病院で検査を受けたところ「右卵巣と卵管に炎症があり、骨盤腹膜炎を起こして痛みと発熱が起きている」と診断されました。 

 手術で卵巣と卵管んを切除する必要があると言われ、手術前の検査で子宮内膜症抑制のため10年前に入れた子宮リングを外したところすぐに解熱しましたが、動くときに腹圧がかかると、腹痛で動けなくなることもありました。また、お腹のガスによる膨満感が強く、食欲がなくなり、便秘になりました。手術だけは避けたいと思い、子どものころから使用していた光線照射を行うにしました。

 貴研究所(光線研究所)発行の書籍を参考に、治療用カーボン3001-4008番で両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥を各10分間照射、左右下腹部㉓㉔を各30分間照射しましたが、1週間しても痛みがとれず、貴付属診療所を受診しました。 

 貴所の先生から、光線治療の指示をいただき、毎日自宅で必死に照射しました。からだが大変冷えていたので、両足裏部⑦・両膝部②は各60分間照射したこともあります。3週間で腹痛はやわらぎましたが、今度は排尿時に痛みを感じ、頻尿になりました。泌尿器科で尿道炎と診断され、抗生剤を2週間服用しましたが、痛みがとれませんでした。そこで陰部㉕にも30分間光線照射を追加すると、排尿後の痛みは弱まり、1週間で痛みがとれました。そのころは、日中の家事以外、ほとんど光線照射をしていました。

 1カ月後の検査では卵巣の腫れに変化はないものの、炎症反応が消えて、腹痛も軽くなったので、3カ月後の検査まで手術を延期してもらいました。その後も午前中2時間、夜2時間照射を続けました。治療開始2カ月後には腹痛もとれ、食欲が出て、便通も整ってきました。睡眠も深くなり、夜中にトイレに起きることもなくなりました。

 3カ月後の検査では、卵巣も卵管も正常な大きさになり、「問題なし」と診断されました

◆光線治療

治療用カーボン:1000-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥・腹部⑤を各10分間照射、左右下腹部㉓㉔を各30分間照射。その後、陰部㉕を30分間追加照射。⑦②⑥⑤は集光器使用せず、㉓㉔は1号集光器使用、㉕は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

乳ガン・子宮ガン・卵巣ガン婦人科の病気治療報告