子宮頚ガン術後のリンパ浮腫が軽くなった

 東京都/86歳・女性・主婦

 60歳のとき、子宮頸ガンと診断され、広汎子宮全摘手術(子宮、子宮周囲の組織、膣上部を切除し摘出する手術)と放射線治療を受けました。術後の経過はよく、定期的に行う検査でも何の問題もありませんでした。

 しかし、79歳ごろから左足全体にリンパ浮腫が出てきました。立っていると10分ほどで左足がジーンとして、常に重だるい状態が1年ほど続きました。そんなとき、以前に健康増進の目的で行った、光線治療を思い出しました。

 80歳になって、光線治療がリンパ浮腫にも効果があるかどうか尋ねたみたいと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。診察時、先生のお話では、術後の後遺症であるリンパ浮腫が軽減している症例も少ないとのことでした。自宅での治療法をうかがい、根気強く続けてみようと思いました。

 それからは、自宅で毎日光線治療を行いました。最初は症状の変化はありませんでしたが、治療開始1ヵ月半後、毎朝見られた浮腫が引いているのに気づきました。昼間よく歩いて疲れると、夕方に浮腫はでましたが、朝の症状に変化があったことがうれしく、光線治療を続ければ浮腫は必ず軽くなると思いました。

 治療開始4ヵ月後、左足の浮腫は軽くなり、歩行も少し楽になりました。それまで感じていた足の重たさやだるさも、あまり感じなくなりました。

 浮腫の状態がよい日は、光線治療を継続したところ、1年後には、浮腫はさらに減り、左足の重さをほとんど感じなくなりました。

 以前から行きたかった海外旅行にも行きました。10日間の日程を何のトラブルもなく、最後まで楽しむことができました。これが自信になり、翌年にも、再び海外旅行に出かけました。遺跡巡りなどでよく歩きましたが、浮腫もほとんど出ませんでした。その後、86歳の現在に至るまで、光線治療のお陰で浮腫は安定しております。

◆光線治療

治療用カーボン:1000-3002番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両すね部・両膝部②・左下腹部㉓を各10分間照射、後大腿部㉚・腰部⑥・右下腹部㉔を各5分間照射。⑦・両すね部・②㉚⑥は集光器使用使用せず、㉓㉔は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

乳ガン・子宮ガン・卵巣ガン婦人科の病気治療報告