緑内障、白内障の進行が止まっている

 東京都/61歳・女性・主婦(156cm、42kg)

 子どものころから、光線治療にはずっとお世話になっています。貴付属診療所を受診(光線研究所付属診療所)には、27歳のときにバセドウ病の治療でかかってから30年以上、事あるごとに受診して、指導を受けてきました。

 お陰さまで、からだが疲れたとき、関節や筋肉に痛みが出たときには、光線治療を行うと数日での光線治療で薬が不要になりました。 

 また、更年期障害も光線治療でほとんど気づかない程度ですみました。骨密度の測定では、いつも同年齢と比較して110%以下になったことがありません。風邪もひかなくなりました。

 しかし、50歳代半ばに細かい数字などが見えづらくなり、そのときは老眼が始まったかと思っていました。しかし、58歳を迎えたある日、片目ずつ見ると、右眼がはっきり見えないことに気づきました。眼科の検査で、「白内障の始まりでまだ心配ないが、右眼は緑内障(眼圧の上昇により視野の一部が欠ける病気)で視野の中心に欠損がある」と診断されました。眼圧は15mmHg(基準値は10~21mmHg)で高くないが、眼圧をもっと下げないと緑内障が進行し、見えない部分が増えて、毎日の点眼が必要になると言われました。

 診断された翌日、すぐに貴所を再診しました。先生から、「とにかく冷え症を改善させて、全身の血液循環をよくすることが大切です」とアドバイスされ、光線治療の処方をいただきました。

 とくに、両足裏部⑦は十分に温まるまで照射するようにとアドバイスがあったので、からだの冷えが強いときには、1時間も照射した日もありました。毎日しっかり照射するのは久しぶりでした。

 3ヵ月後の検査では、眼圧が12mmHgに下がりましたが、視野の欠損部分には変化がありませんでした。そのころには足の冷えも緩和し、20~30分間ほどの照射で十分温まるようになりました。 

 その後、3カ月ごとの検査では進行は見られず、症状も安定していると診断され、1年後からは6ヵ月ごとの検査でよくなりました。

 現在、光線治療3年が経過しましたが、眼圧は安定し、視野の欠損も進行せず、白内障も進んでいません。最近では、以前より眼の見え方がよくなったような感じさえしています。これからも光線治療を継続した、さらに眼をよくしたいと思います。

◆光線治療 

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦を20~30分間照射、両膝部②を10分間照射、肝臓部㉗・後頭部③・眼・鼻部⑯・左右こめかみ部㊱㊲を各5分間照射。とくに両足裏部⑦は十分に温まるまで適宜照射。⑦②は集光器使用せず、③⑯は1号集光器使用。㉗㊱㊲は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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