帯状疱疹後の神経痛が軽減する

 東京都/70歳・女性・主婦

 今年70歳になりました。1年ほど前、右脇腹と右背中に痛みが出て、肌着やタオルが触れただけでも痛むようになりました。痛みのため睡眠不足になりました。次第に痛みが強くなり、発疹も出てきました。皮膚科を受診したところ、帯状疱疹と診断されました。

 帯状疱疹が出る前は、仕事で夫の帰りが遅く、私もけっこう夜ふかしして生活が乱れ、無理をしたので、からだが弱っていたのだと思います。

 抗ウィルス薬や痛み止めで治療しましたが、3ヵ月経っても皮膚の赤みと痛みが残り、大変困っていました。病院からは、慢性疼痛治療薬(リリカ)を処方されましたが、その薬の副作用で眠気やめまいが出て、それでも困っていました。

 痛みがとれずにいたところ、友人から「痛みには光線治療が効くと思う」との話がありました。

 早く楽になりたい一心で、翌日、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。

 貴所で初回の光線治療後、かえって痛みが増した感じがありましたが、貴所の先生いから、陽性反応(一時的に症状が強く出ること)で痛みが強まる場合もあると聞いていたので、それを信じて週1~2回の通院治療を開始しました。

 しかししばらくは通院しても、光線治療の効果が感じられず、病院で神経ブロック注射を数回受けましたが、それも一時的に痛みが少し軽くなっただけでした。

 光線治療も期待外れかと思いましたが、ほかに頼ることもなく、もう少し治療を続けることにしました。すると通院7回目ごろから、やっと光線治療がジワジワと効いてきて、痛みが少し軽くなり、以前よりも動きやすくなりました。

 その後患部の痛みが半分以下になり、肌着がこすれただけでもつらかった痛みがなくなり、食欲も出て、よく眠れるようになりました。光線治療は効果がありそうに思えたので、10回ほど通った後光線治療器を用意して、自宅治療を始めました。

 自宅で光線治療を始めてから2週間で、痛み止め薬が不要になりました。さらに1ヵ月ほどで、たまにピリピリするくらいの痛みまで改善しました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-3002番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・患部(右肋骨部・右背中・右脇腹部)を各10分間照射。両膝部②・腰部⑥・腹部⑤・後頭部③を各5分間照射。⑦②⑥⑤は集光器使用せず、患部・③1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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