息子のアレルギー体質が改善した

 広島県/8歳・男児・小学生(報告者・母)

 息子はアレルギー体質で、生後間もなく乳児湿疹を発症し、3ヵ月後には赤いブツブツができて、乳児アトピー性湿疹とアトピー性湿疹と診断されました。

 食物のアレルギー検査では、卵、そば、ナッツなどにアレルギー検査では、卵、そば、ナッツなどにアレルギー性反応を示しました。全身に湿疹が出ると、処方された薬を塗るのですが、いったん治ってもすぐに再発します。皮膚もどんどん薄くなっていく感じがしたので、生後6ヵ月になったときに、ステロイド剤の使用をやめました。

 しかし、そのリバウンド(治療・投薬をやめたあと、治療前よりもかえって症状が重くなること)で、炎症がひどくなりました。皮膚の復元力に優れているというクリームを塗ったところ、3歳になるころには全身がきれいになりました。

 ところが、入園前には両頬が赤く炎症を起こし、幼稚園に通うころはよけいにひどくなりました。小児科の検査では、幼稚園の土ぼこりや雑菌にもアレルギー反応を起こすことがわかりました。しかし、土ぼこりや雑菌の除去は不可能です。これはもう、息子の体質を改善するしかありません。

 私が以前から使っている光線治療を思い出し、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談しました。

 貴所からは、「光線治療を始めると、陽性反応で炎症が強くなる場合があります。そのときは照射距離を遠めにして、両足裏部⑦のみの照射でしばらく様子を見て、肌が光線に慣れたら徐々にほかの部分に照射してください」と指導されました。

 息子に光線照射を行うと、やはり陽性反応が出て、顔の炎症が強くなりました。とてもかゆくがるので、照射距離を遠めにして、照射時間も少なくして、さらに治療を続けました。同時に、多品目を摂取する食事療法と、イオンクリームによる保湿のスキンケアを続けました。

 光線の治療効果が出るまで、2年間かかりましたが、アレルギー反応が徐々に治まり始め、3年目には春と秋に(花粉のせいだと思います)アレルギー反応が出るのみになりました。

 息子は8歳になり、いまではほとんどアレルギー症状が出なくなりました。先日の血液検査では、そばとピーナッツに反応はなくなりました。

 明らかに体質が変わったようで、普通に日常生活を送ることができるようになりました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-5000番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・左右頬・両足首から両膝にかけて・腹部⑤を各5分間照射。⑦・両足首から両膝は集光器使用せず、左右頬・⑤は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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