繰り返し起こる気管支喘息の症状が改善した

 東京都/69歳・女性・主婦

 4~5年前より咳や痰が出るようになり、近くの病院で検査を受けたところ、気管支喘息と診断されました。その後、処方薬を飲み続けて、喘息の症状を抑えていましたが、冬の寒い日や夏でもクーラーに当たったあとなどは、咳や痰が多く出て、息苦しさが続いて困っていました。暑くてもクーラーを使わず、冷たいものも控えていましたが、少し無理をすると、強い喘息の症状が出て、一時的に耳の聞こえが悪くなることもありました。

 仰向けに寝るのがつらい状態で、体調が悪いと食欲もなくなり、喘息発作前より体重が4kgも減ってしまいました。喘息のつらさから逃れたいと薬は1日も休まず服用を続けました。いつ症状が出るのかと気になり、心から楽しいという日がありませんでした。

 どんなに注意していても風邪を引くと、ひどい喘息発作が起こります。1ヵ月間も咳や痰が続き、深い息もできず大変苦しい思いもしました。就寝中の発作のせいで睡眠が妨げられ、微熱もずっと続いて食欲がさらになくなり、その上、味覚もおかしくなり、本当に困ってしまいました。

 そんな折、10数年前、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に通院し、腰痛や水虫などを治したことを思い出し、久しぶりに貴所を受診しました。幸い、家から近いので、しばらくの間、週2~3回通院照射をして様子を見ることになりました。

 治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・肩甲骨間部⑫を各10分間、両膝部②・腰部⑥・左右咽喉部④を4台で合計30分間、照射を受けました。⑦①②⑥は集光器使用せず、⑫は1号集光器を使用し、て照射しました。

 最初の光線照射を受けた後、岐路の足どりが何となく軽く感じました。照射3回目、息苦しさはあるものの、熱が下がってきて、咳が少なくなってきました。

 照射7回目、深呼吸ができなかったのがスムーズにできるようになり、痰は出るものの咳はかなり改善し、食欲がずいぶん出てきました。微熱もすっかり引き、夜間の発作がなくなったため、睡眠もよくとれるようになりました。

 照射10回目、味覚が戻り、食事が以前のようにおいしくなりました。光線療法の効果が著しいので、長く続けていた喘息薬を中止してみました。

 照射14回目、喘息薬の中止にもかかわらず、しつこい痰がほとんどなくなり、咳もたまにしか出なくなってきました。また、息苦しさもなくなっていきました。

 照射20回目、咳、痰、不眠、食欲、息苦しさ、そして、耳の聞こえもすっかりよくなり、体重も少しずつ増えてきています。たった20回の光線照射を受けただけなのに、もう4年も5年も苦しんでいた気管支喘息の症状がほとんど改善しました。

 普通に食事をして、普通に買い物に行き、普通に人と会話ができる喜びを、改めて噛みしめています。いつも親切にしてくださった貴所スタッフの皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

 

 

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

呼吸器の病気喘息・慢性気管支炎・呼吸障害・肺炎治療報告