関節リウマチの痛みが半年の治療でとれた

 東京都/87歳・男性・会社役員/158cm・体重50kg

 若いころから健康だけが取り柄で、病院にはまったく縁のない生活を送ってきました。

 ところが80歳をすぎたころより、左右の手首に痛みを感じるようになりました。初めは字を書くときに右手首に軽い痛みを感じる程度でしたが、だんだん痛みが強くなり、何もしていないときでも手首の痛みを感じるようになりました。そのうち、起床時に手指のこわばりを感じるようになったため、整形外科を受診しました。検査の結果、関節リウマチと診断されました。

 痛み止めとステロイド薬を処方され、赤外線灯の照射を受けました。しかし、雨など天気の悪い日など、関節の痛みは強くなる一方で、とうとう2年前には左右の手首が固まって、動かせなくなりました。関節リウマチは、からだを冷やすことがよくないとか。私は太平洋戦争のとき、満州に5年間、シベリアに2年間いて、からだをものすごい冷やしたことが、その原因のひとつだと考えています。最近では、左膝と右肘の痛みがとくに強くなり、歩行も不自由になり、食事も食べにくくなりました。

 光線療法は、ヘルパーさんに紹介されした。そこでより効果的な治療法を得るため、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次のような指示をいただきました。

 治療用カーボンは、3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・後頭部③・右後肘部㉞の照射から始めました。手足の冷たい人は陽性反応がでやすいといわれていたので、最初の1ヵ月間はすべての部位5分間の照射としました。そのお陰か陽性反応が出ることもなく、大変気持ちよく照射を行うことができました。

 2ヵ月目より⑦①②㉞の照射部位を、各10分間に延長して照射しました。3ヵ月目には照射した日としない日では、痛みの強さがまったく異なるようになりました。朝に照射すると、その日の一日はとても気分よくすごせるようになりました。関節の痛みも右手首、右肘、左膝の3ヵ所に限定されてきたので、それらの患部を1号集光器で10~15分間追加照射するようにしました。

 手足の冷え感もなくなり、4ヵ月目には一晩に5~6回あった夜間尿が1~2回ですむようになりました。毎月抜いていた左膝の水もたまらなくなり、整形外科の主治医が不思議がっていました。5ヵ月目には日常生活上では痛みを感じなくなり、字を書くことも、食事をすることも、歩くことも、苦痛なく行えるようになりました。

 6ヵ月目からは病院の処方薬を中止し、その後の様子を見ていますが、痛みや腫れの再発はありません。初診時には右4kg、左7kgだった握力も、半年後には右9kg、左14kgになりました。

 光線療法に出会う前は、関節リウマチで寝たきりになってしまうのではないかと、半ば絶望的になったこともありましたが、お陰様で、これかも生涯現役でがんばっていけそうです。本当にありがとうございました。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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